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  • さまざまな養子縁組のケース

妻が養女になった事例

養子縁組というと、血のつながりのある親が諸事情によって育てられず、小さな子どもが助けを必要としているケースを思い浮かべる方も多いかもしれません。 婿養子や遺産を相続する際の税金を安くするために孫を養子にするパターンもありますが、結婚している夫婦のうち片方が養子になる場合もあります。

実際、奥さんの兄が遺産相続を考えていて、 「弟には渡したくない。でもこのままじゃお前と弟の2人に相続権があるから、ちょっとやっかいだ。お前を養女にすれば相続権は1人だけになるし、弟には遺産を渡さずに済む。養女になってくれないか」 という例があるのです。 夫としては、妻がいきなり養女になるなんて言われたらビックリですし、自分も養子に入らなきゃいけないとか、苗字を変えることになったら面倒なことになるとか、心配事は尽きないと思います。 兄に掛け合って考え直してもらえないかと提案することもできますが、頑なに決め込み、一歩も引く気を見せない場合はどうしたら良いのでしょうか?

このケースでは結局旦那さんが奥さんの言い分を聞き入れ、養女になることを認める形に終着しました。 決め手となったのは、苗字を変えなくて良い点です。 一般的に養子縁組を行った場合、養親の姓を名乗ることになります。 奥さんは結婚時に旦那さんの苗字に変わっていますが、養女になることから、兄の姓(もともとの姓)に変わってしまいます。

ところが結婚によって苗字が変わっている場合、希望すれば姓の変更はしなくても良いのです。 ただ書類手続きがあまりにも簡単すぎて、とても養子縁組の手続きをしたとは思えなかったそうです。 婚姻届のような形式なので、そう感じてしまうのかもしれませんね。